他社の追随を許さない、
圧倒的なブランド力を持つランドセルメーカーに成長
クチコミで拡がるブランド認知
プロジェクト開始前の課題
他社も類似するデザインランドセルを販売する中、他社とは圧倒的な差別化を図ることで、ブランドとして認知され、お客さまから求められるブランドへ育成したい
プロジェクト実施による成果
・ ブランド認知の拡大
・ 販売目標台数の達成
・ 自社EC購入比率増加による利益率向上
プロジェクト実施内容
・ ブランディングアドバイザリー
・ プロモーションマネジメント
・ コンセプトメイキング
・ ビジュアル制作(撮影)
・ アートディレクション
・ ブランドサイト構築(PC・スマホ)
・ ECサイト制作(自社・楽天)
・ カタログ制作
・ 各種ブランディングツール制作
・ アクセス解析
・ SNS運営マネジメント
・ 社内業務改善
ブランディングストーリー
プロジェクト開始前、初めてお目にかからせていただいたときは、まだほとんどのことを自社で実施されていた時期であった。
当時、特に印象に残っているのが「販売台数を増やすつもりはない」「今の販売台数を保ちながら、他社に負けないブランドにしたい」というお言葉。我々にご相談いただくお客様の多くが、「どうすれば売れるようになるか」「もっと売上を伸ばすにはどうすればいいか」というものであるが、ご相談の種類がまったく違っていたのだ。
ランドセル業界のエルメスをめざしたい
多くの場合、「ブランド」「ブランディング」とは言っても、それが正しく理解されていることも、正しく用いられていることも少ないのが現状であり、ラピス様の場合も、まずは「どんなブランドになっていきたいのか」「どんな会社をめざしていきたいのか」といったコンセプトメイキングからスタートさせた。
この中で、すでに存在していたブランド名称の整理と体系化、さらには会社名の変更までをおこない、めざしていきたい方向性にすべてを合致させるようにしていった。
その中で出てきたのが、「ランドセル業界におけるエルメスをめざしたい」という目標。
高級ブランドであるエルメスのように、お客様から求められ、長く愛されるブランドになっていきたい、ということであった。
徹底したブランドの世界観をつくること
その上でもっとも重視したのが、徹底したブランドの世界観をつくること。
LIRICOの商品を際立たせているのは、その商品力だけではなく、そのバックボーンにある世界観にあり、その世界観がお客様の共感を呼び、他社商品との圧倒的な差別化のポイントとなっている。
その世界観を言語化し、プロジェクトチームで一致した見解をもつことで、各ブランドごとに際だった個性を打ち出すことに成功しているのである。
ブランドの世界観を作り上げる過程で、一番の苦労は、この言語化することからイメージビジュアルに落とし込むことにあったといっても過言ではない。
自社集客力を高めるために楽天依存から脱却させる
もう一つ重視したのは、自立したブランドとして、自社集客力を高めることであった。
楽天市場へ出店しており、当時は楽天市場店の売上が大部分を占め、集客ルートも楽天市場に依存する形となっていた。
本プロジェクトの開始にあたって、ブランドサイトの強化と、本店(自社ショップ)の強化に重点を置くことで、数年かけて段階的に本店での売上が楽天市場店の売上を上回るように施策を組み上げていった。
元々売上比率が高かった楽天の優先順位を下げ、自社サイトの強化をおこなうことには、売上への影響や売れ残りへの不安感も非常に大きかったが、ブランド力を高めていくことへの強い意志が、それを乗り越えていく原動力となったことは間違いない。
CORPORATE PROFILE
名称 | 株式会社ラピス |
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URL | https://www.lirico.co.jp/ |
所在地 | 大阪府堺市中区深井水池町3223 |
事業内容 | オリジナルランドセルの製造販売、文具の企画販売 |