ルーツ

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 つい先日、自分のルーツを探しに 新潟 まで行ってきました。

 たまたま仕事で、新潟での講演依頼をいただいたのです。

 これは良い機会とばかりに、
 
 かねてから気になっていた自分のルーツ探しの機会にもしようと、

 喜んで講演依頼をお受けしました。

 自分のルーツについて、
 
 小さいころから疑問におもうことがよくありました。

 誰もが一度は考えることですね。。。

わたしが知るかぎり、我が家のルーツは新潟県の糸魚川。

ヒスイの産地で有名なところですね。

祖父の代では既に静岡県の浜松に移っていましたから

私は浜松がルーツだと思っていたら、

ひょんなことから 新潟県の糸魚川付近 が私たちのルーツであることを知りました。

わたしのヒイお爺さんは、乾物屋を営む家の7人兄弟の長男だったと聞いています。

あとの下の兄妹はすべて妹だったとのこと。 7人兄弟の長兄で、唯一の男性!!

にもかかわらず。。。

・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・

なにがあったのか、ヒイお爺さんは新潟をすてて、

家は妹たちにすべてあずけて裸一貫、 徒手空拳で東京にでます。

 そして東京で映画館を興し大成功を収めた事業家でした。

そこからまたまたなぜだか静岡県の浜松に移り住みます。

ここが私の父の実家であり、祖父の拠点になります。

わたしが知っている赤井家のルーツは浜松からなのです。

そして、ヒイお爺さんは浜松でも映画館を興します。

時代がよかったのでしょうか、

またまた映画館はたいそう賑わい大成功をおさめたと聞いています。

映画館の中にムササビを放し飼いにしていたとも聞きます。

戦争中は50人ほどの社員とともに、

  旅館を4年半ほども貸切にして疎開していたとも聞きます。(もう時効ですよね。。。)

 
 幼心にもほんまかいな?? と、思ったものです。

  
 いったい幾らかかったのでしょうか?

話だけ聞いていると、とても豪快な人物であった印象をもつのですが、

写真でみるととても穏やかそうな人物でした。

会社の集合写真などでも、自分は木のかげから写っているような

控えめな感じのする人でした。

そんなヒイお爺さんの話を自分のおばあさんから聞くたびに、

新潟の糸魚川ってどこやろ?? いつか行ってやろ!と、

小さい頃から思っていたのを今でも覚えています。

糸魚川までは、新潟空港から車で2時間30分。

新潟というのはとてもとても広い!!

見渡す限り田んぼです。

走っても走ってもまわりは田んぼばかり。

日本国内を走っていて、 『なんて広い県なんだろう。。。』 と、

思ったのは新潟がはじめてです。

来る前に本家の住所を確認したかったのですが、

なにせ70年も80年も前のこと。 住所など誰も知りません。

かろうじて叔母が糸魚川駅から徒歩の距離でいける、

寺町という住所にあるらしいと、調べてくれました。

その上、『 駅で赤井金左衛門はどこですか? 』 と、

      駅で聞けばわかるというのです。(苦笑)

   ・・・・ウチの一族はなんと大らかなのでしょう。。。。(爆笑)

またしても。。。 ほんまかいな?? ウチの一族は。。。(笑)

しかし、その情報だけしかありませんから

それだけを頼りにして、糸魚川駅までひたすら車を飛ばしました。

糸魚川駅に到着しました。

そして、本当に

 『 赤井金左衛門のところの金次郎のヒ孫ですが、金左衛門さんのお家はどこでしょうか?
                                   
                        駅で聞けばわかると言われて大阪から来ました。 』 と

駅長さんに聞くところからはじめました。もちろん、知ってるわけもありません。(笑)

ですが、とても喜んでくれて、丁寧に調べてくれました。

みなさん!  糸魚川は良いところです!!

20~30件聞き込みをしました。

  きっとこのあたりかな??

となんとなく直感ですが自分で感じたので、車を止めて町を歩いて探しました。

するとなんという偶然でしょうか!!

たまたまはいった酒屋のご主人がよくよくご存知で、

赤井金左衛門の家にはもう誰にもいないこと。

家を預かっている人は東京に住んでいることなど丁寧に教えてくれました。

そして、本家の場所は、わたしがたまたま車を止めたすぐ隣の家だったのです。

偶然にしては出来すぎです。

きっと、ご先祖さまが導いてくれたのだなぁと感じました。

きっともともと乾物屋さんを営んでいたところからも移り住んできたのでしょう。

もう廃屋になっていて、誰も住んでいない本家でしたが、この糸魚川まで来れたことと、

先祖の足跡が間違いなくここにあることを感じると、とても満足した気持ちになりました。

その日は糸魚川の山峡にある糸魚川温泉に泊まりました。

これがなかなか気持ちよい温泉で肌はツルツルになるし、

働いている仲居さんたちもとても親切で気がつきます。

みなさん、やはり糸魚川はよいところです!(笑)

新潟の上越といえば上杉謙信。

明日は上杉家のルーツを辿ってやろう!  とも思いつつ、

一日ゆっくりと本家を偲んでまいりました

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