つい先日、RT(ロボットテクノロジー)技術の
研究会の事務局をおまかせいただき
研究会を開催しました。
その研究会メンバーは、
・大阪市
・RT技術(製品)を販売する 商社
・RT技術のコーディネーター
・メーカー
・電力会社
等々、
少人数ながら精鋭メンバーでした。
ここでのお話が、いまの時代を象徴するような
生々しい話のオンパレードで大変勉強になりました。
皆さん、まさしく日本のモノづくりを代表される
仕事に従事されているメンバーなわけです。
その方々がおっしゃることですから、
まさしく、
“ 日本の生産現場で何が起こっているのか!! ”
が伝わってきます。。。
新聞やTVニュースから伝わってくる以上に
工場を中心とした、モノづくりの現場は大変な状態のようです。
象徴的なお話をひとつご紹介します。
ある工具大手メーカーは前年対比90%ダウンとのこと・・・。
90%ダウンということは、
前年が1000億円だったとしたら、
今は100億円ということ・・・・???
エライことです!!(汗)
工具といえば、車や家電などを生産するために
必要なロボット(生産財)などをつくる際には
当然必需品。
お米をつくるには農具が必要です。
服をつくるにはハサミや生地が必要なように
モノづくりの基礎、一番の底辺を担うのは、工具なわけです。
その業界の大メーカーの売上の現状が
その様子だと、これからのモノづくり現場は一体どうなるのでしょうか???
車や家電など、モノを生産される見込みがないから、
それらをつくる大きな機械(ロボット:生産財)もいらない。
そうなると当然、機械をつくったり、調整するための工具も不要。
すべては連鎖した関係で成り立っています。
ご存知のように日本の成長は
モノづくりにより成り立ってきました。
これからどうなるのか想像すれば、
不安に陥りそうなものですが、
皆さん、だからこそ真剣でした。
現場のニーズは何なのか?
どこにニーズがあるのか?
本質的な問題点はなんなのか?
小さくとも、今すぐビジネスになる種はどこに潜んでいるのか?
これから何が求められていくのか?
それぞれの立場から、活発な議論が
沸き起こりました。
その光景に、
“ 日本はいける! ”
わたしは素直にそう感じました。
日本人のもつ勤勉さが
必ず新しい価値を生む。
チャンスは常に前方にあり!!
逆をいえば、後ろに答えや出口が
待っていることはないのです。