久しぶりに画面から
思わず
身をのけぞらせるような
映画を見ました。
どうやって撮影したんだ??
この映画??
と思えるほど迫力満点の映像の連続です。
映像をみていて身震いしたのは
生まれて初めてかもしれません。
剱岳(つるぎだけ)は、飛騨山脈(北アルプス)の
立山連峰にある標高2999mの山。
富山県にある日本百名山の一つ。
一般登山者が登る国内の山のうちでは、
今でも 最も危険度の高い山 とされているそうです。
氷河に削り取られた氷食尖峰で、
その峻険な山の様子は訪れる者を圧倒し、
登山家からは 「岩の殿堂」 とも 「岩と雪の殿堂」 とも呼ばれています。
剱岳は古来、
立山修験と呼ばれる 山岳信仰 の対象でした。
そして「地獄の針の山」としても、
地元の人間からは恐れられてもきました。
弘法大師が草鞋千足(わらじせんそく)を
費やしても登頂できなかったという伝説 もあるそうです。
この映画のストーリーは、
記録に残っている1907年(明治40年)7月の、
陸軍参謀本部陸地測量部の柴崎芳太郎らによる
壮絶な登山記録を真に迫る迫力で見事に描いています。
明治まで誰も登ることが出来なかった剱岳。
ですから、ここだけが日本地図の中で空白地だったわけです。
最期の空白地を埋めるための挑戦は、
まさに自然と人間との格闘です。
剱岳への初登頂を目指す男達と
それらを支える山岳信仰のある地元の山の男達との葛藤が描かれています。
また、その男達を支えるそれぞれの家族の絆。
そしてそのラストシーンには、
意外な結末が用意されています。
そのストーリーもまた事実だそうです。
これは是非劇場でご覧になってください。
この作品は家でDVDではなく、
劇場のスクリーンで観るべき作品ですよ。
是非、ご家族でごらんください!