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 『 日本はどうなるの? 』 

これが最近、ほんとうに日々想うことです。。。

しっかりと指針を示せない新政権、緩慢で自己中心的な政治家達。

外国の船に体当たりされても、主権を発揮できない外交。

尊敬される国家どころか、海外諸国からの冷ややかな眼差し。

日本発のビジネスが生まれるどころか、20年以上も停滞している経済。

猛烈な高齢化社会の到来、簡単に人をあやめる事件の数々、

家族の中での序列まで崩れ、家族までもが家族をあやめる社会、

地域、隣人のコミュニケーションすら欠如している現代。

自らの子供に携帯電話を持たせ、監視していないと歩かせることも不安な社会。

家族のことすら信用できない家族で構成されている近隣、そして社会。

そして、このたびの東日本大震災。。。

 


『 日本はどうなるの? 』 

最近、わたしにとって

ほんとうに日々想っていたところに、発生した東日本大震災でした。

こんな日本にどうしてしてしまったのでしょう。

その問題の根源は間違いなく、

わたしたち自身の選択の連続の中にあったのではないでしょうか。

すべては わたしたち自身が選択してきた結果 ではないでしょうか。

自分自身以外の誰の責任でもない気がします。

人が人を信頼できなくなっている社会。

血縁ですら信頼できない社会。

わたしは今の 日本の問題の根本はここにある ような気がしています。

ほんとうにこのような国であるならば、将来は破滅以外の未来はありません。

日本はそもそも、中世武家社会の成立とともに
血縁よりも『 地縁 』を優先するような社会がかたちづくられていました。

氏族の名は、血縁関係を意味する 「 姓 」 ではなく、
多くは地名に由来する「 苗字 」を通称するようになりました。

いうまでもなく、名字(みょうじ、苗字)とは、家(家系、家族)の名のことですね。

法律上は氏と呼ばれ、一般には「 姓 」といいますね。

日本人は名字をもつようになり、
血縁や家族意識が強まってきたといえる社会です。

逆にいえば、

それまでは本当に地域でのつながりである地縁を大切にしてきた民族なのです。

地縁の中心として村々には 「 鎮守 」 が設けられ、
各地で祭典がおこなわれるようになっていきました。

鎮守とは、鎮守神(ちんじゅ がみ)という神さまを中心とした考え方です。

鎮守神は特定の建造物や一定区域の土地を守護するために祀られた神さまですね。

現在では、氏神(うじがみ)、産土神(うぶすながみ)と同一視されることが多いですね。

神さまの存在が、血縁よりも地域を結びつけていたのです。

日本には古来から 「 遠い親戚よりも近くの他人 」 の言葉があります。

日本は世界的にみれば地縁的要素の濃厚な社会であったはずなのです。

それが 非常に薄い関係 になっている。。。

自分たちの都合だけで他人に協力や関係を求める。。。

そんなことでうまくいくはずがありません。

政治家を選ぶ選挙でも、

自ら政治や社会に興味をもち、大局を見据えて、
自ら考え投票できている方々はどれほどいるのでしょうか?

10年、20年先を考えた投票よりも、
きっと自己都合だけで考えている方々がきっとほとんどです。

逆に 将来の明確なビジョンを示せる政治家がいない

といった方が正確なのかもしれませんが、

そのような政治家を生み出してこれなかった背景には、
わたしたち自身の選択の連続性の中にある はずです。

政治家を 血縁 で選んできた連続の上の現実が今の日本です。

血縁を中心した価値判断をしてきた連続にあるものが、
今の政治や経済の状況をつくりだし、弱い日本人にしてしまった。。。

ひと昔まえに、『 人類みな兄弟 』 というフレーズがありました。

非常に分かりやすいビジョンですね。

血縁のみで判断するのではなく、
本当に力のある人、本当に能力のある人に未来を託す。

血縁だけに頼らない、 本当の絆づくり が必要なのではないでしょうか。

その絆づくりに、昔の日本人は本当に上手に神さまとつきあっていました。

本当に必要な絆づくりこそが、今の日本に一番大切なことだと思っています。

そのためには、私たち各々がよく勉強し、

個々の価値観だけではなく、 『 国家 』 という視点をもって
物事を考え価値判断していかないと、日本人の未来はひらけない。

東日本大震災はとてもつらい現実です。

ですが、 必ず再建しなくてはならない のです。

日本、日本人が本来のあるべき姿を
取り戻すチャンス
 であるような気がしています。

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