元巨人の大エース。
西本 聖(たかし) 選手をご存知ですか?
今はTVでも解説者としてもご活躍中ですので
ご存知の方も多いとおもいます。
先日、あるパーティーでご一緒し
少しお話させていただきました。
西本選手が現役だった頃は、
わたしもまだ幼稚園、小学生ぐらいでしたが
負けん気の強く、非常に勝負づよい投手だった印象が凄くあります。
阪神の選手は、西本投手のシュートに
チャンスで凡打の嵐だったのを、よ~く覚えています。
実際にお逢いしてみると、
そのイメージ通りの方でした!!
ですが、付け加えますと、やはり スポーツマン!!
お話も理路整然とされており、わかりやすくい上に
とても 紳士な方 でした。
当時、ライバルだった 定岡投手や江川投手なんかとの
ライバル談は、わたしたちとしても仕事心得に出来るほど
“ プロ 意識 ”
に徹していて、とても面白くも、
やはりプロの世界の厳しさが伝わってくるものでした!!
『 野球はチームワークのスポーツだが
プロの世界は、個性と究極の個人プレーの集合体による
チームワークの形成である。 』
なるほどなぁ。。。
と感心いたしました。
つまり、プロの中ではチームメートの勝ち星を
純粋に喜ぶ人はいないわけです。
もっと、わかりやすく言えば、
自分のライバルが打たれたら嬉しいし
負けたら、嬉しいわけです。(苦笑)
(わかりやすいですよね。。。 ある意味、プロの世界は。)
ですが、 チームの優勝に貢献する ということに
例え 一打席でも、代打でも、代走でも貢献していないと、
喜べないし、認められないというビジョンでつながっている。
わたしたち ビジネスの世界 も同じかもしれませんね。
例えば、
自分の会社は赤字だけど、 親友の経営者の会社は大黒字。
もちろん、大人として、おめでとうと言うし
喜ばしく、嬉しくも思うだろうけど
本当に腹の底から祝福できますか?
こう聞かれました。
皆さん、いかがですか?
西本さんは
『 出来るわけがない。 』
といわれていました。
ライバルの出世は自分の降格につながる。
そうなれば、明日の飯の保証はどこにもない。
ライバルが呑みにいっている間に、いかに練習するのか。
ライバルがケガしている間に、いかにステージに立つのか。
ライバルが打たれた後の敗戦投手を任された時にいかに押さえるか。
西本さんは ドラフト外 から
エースまで上り詰めた大選手。
プロだなぁ。。。
と、とても勉強になりましたし
久しぶりにスッキリしましたね。
言い訳の無い覚悟をしている人との
会話や、教えを聞くのは
とてもとても、清清しい!!!
成果を、とにかく 成果のみ を純粋に求めつづける。
これが、わたしたちも含め
プロの姿であるとおもいます。
それが出来る者のみが、プロと呼ばれる資格があるのでしょう。