組織運営のあり方に関する論は
プラトン の 『 国家 』 をはじめ 古代 からみられた。
現代的な組織論は、20世紀の初期、
軍隊や工場のような組織が巨大化するにつれて
関心が強まり本格的に研究されるようになっていった。
ですから、組織論や戦略のはなしにでてくる言葉には
「 戦争用語 」 が多いんですねぇ~。。。
マックス・ヴェーバーは、合理的な組織にみられる特質を
「 官僚制 」 であると指摘した。
近代官僚制は、
● 権限範囲の明確化
● 組織の階層化
● 組織の専門化
● 文書によるコミュニケーション
などを特徴とする。
同じころ フレデリック・テイラー は、
工場労働者を機械の一部のようにとらえて管理する
「 科学的管理法 」 を提唱し、
大量生産体制の確立に貢献し労働コストの削減に成功した。
だが科学的管理法のもとで労働者が強いられる単純作業は
過酷なものであった。
エルトン・メイヨー は
1927年からの5年間にホーソン実験と呼ばれる実地調査を行い、
労働者の勤労意欲の維持が組織活性化に不可欠 であることを明らかにする。
この流れを受けた チェスター・バーナード は、
組織の成立には、個人の努力を組織目的に寄与する意志 「 協働意志 」 と、
目的なしに組織は生まれないから 「 共通の目的 」 、
さらに組織の諸要素を結合する 「 コミュニケーション 」 の
3つの要素が必要であると論じています。
などなど。。。
組織論も時代とともに変化しています。
それは、時間の流れとともに、人々の人生の価値観も
少しづつ変化してきているからでしょう。
わたしは、
森羅万象に溶け込むような組織が理想と思っています。
つまり、自然界の法則のような組織です。
川や海は誰に命令されるわけでもなく
そこにあります。
蜜蜂たちは、自分たちが一生懸命生きるために
蜜を探し求め、巣に運びます。
その途中に立ち寄る、花々に花粉をつけていく。。。
各々の存在が、
自然と調和していくような、組織体ほど
強いものはない。
考えて、理論化することは大変そうですが・・・(汗)
わたしは、あまり株式がどうだとか
51%所有したいだとか、
所有 や 支配 には興味ないんですね。。。
それよりも、
各々が自立していて、自転している組織であり
お互いの強みを生かしあえる連携に興味があります。
適度に、適切な距離感を保ち
お互いがしっかり自転している組織体。。。
銀河系みたいですね。
そのためには経営者自身が、
自然と調和させるような組織体のあり方を
漠然とでもイメージし、 イメージし続け
日々、カイゼンしていく。
これがもっとも大切なことだとおもいますね!